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蒸気船ゴリラパウダー89号

 作詞作曲 スポイト男爵7世

四角さの際立つその公園に死角を見つけませり
午前五時三十五分四十一秒
ここから灰色に色づいていくために
僕らは夜を研ぎ澄ましておくべきだった。

大都会からしなびた光景から
彼らが彼らのために歌っていた歌を
白昼夢のようにこの狭い船の上から。そこに活字は見えたか?まさか。

マンション越えて、トラックよけて、ボートをこいで、暴徒と化して、
独りに酔って、電車に乗って、終電で、終点で、涼しげな風が吹いて、

季節外れの、
季節外れの。
季節外れの、
季節外れの。

(そこから僕の人生は変わった。目に映る全てのものがだんだん色を失い、時代性を失い、愛を失い、恋を失い、全てを失った僕は、それでも、いや、それによってかえって確かなものを得たと確信した。しかし確かなものは確かではあるがそれが大切かどうかは別問題で、まして切ないかどうかも別問題で、僕はこんなんはやだなと思ったらその気持ちが絵筆なのだと思う。)

一筋の煙。それは僕らにしか見えない。
僕らは会うべきだったから会ったんだし、ここにいるべきだからここにいる。

それがどうしただって?それがすべてなんだって。

指で書いても筆で書いても、口で書いても舌で書いても、おまえの絵だろうよ。

午前五時三十五分四十二秒。
水蒸気のにおい。
朝に漂う、
水蒸気のにおい。
好きな人は好きなにおい。
水蒸気のにおい。
水蒸気のにおい。
懐中電灯に張り付く、


水蒸気のにおい。
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